2024.2.29

尼崎のシェア型図書館「さんとしょ」に行って来ました！

こんにちは!! ビィーゴイベントディレクターのながはらです。関西エリアを中心に各地のイベントや人が集まる場所に足を運んでいます。

2024年2月6日（水）に尼崎市にあるシェア型図書館「さんとしょ」に行ってきました。当日は、本棚を見学した後、「日本のまちで屋台が踊る」（屋台本出版刊）編者の今村謙人さん（カモメ・ラボ）のトークイベントにも参加しました。イベント終了後には、屋台を囲んでの交流会もありました。平日にも関わらず、30人以上が集まる活気のあるイベントでした。

早速、当日の模様をレポートしたいと思います。

さんとしょってどんなところ？

さんとしょは、兵庫県尼崎市にある民間のシェア型図書館です。阪神尼崎駅から徒歩12分の三和本通商店街にあるので「さんとしょ」です。尼崎市民に関わらず誰でも無料で利用することができます（本を借りる場合のみ初回に利用登録料300円が必要）。

ここの特徴は、「一箱本棚オーナー制度」です。誰でも、月額2000円を支払えば、縦横各35センチメートル、奥行き24センチメートルの空間を自由に使うことができます。

１冊でも本を置けば、本棚をご自身のビジネスや趣味の活動のPRの場にすることも可能だそうです。もちろん、本棚を使って自己表現がしたいだけでもOK。いずれにしろ、わざわざ月額2,000円を払ってまでオーナーになりたい人たちですから、皆さん本に対する熱い気持ちを持っておられます。

山好き、ミステリー好き、特撮好きなどそれぞれの棚が趣味全開で面白いです。友人の家の本棚を見せてもらう時のようなワクワク感があります。

ビィーゴでも、会員さんやイベント登壇者がセレクトする棚があれば、その人の個性がわかって面白いだろうな、って思います。

私はまちづくりやソーシャルビジネスに関心があるので、こちらの「ソーシャルビジネスっぽいテーマの本棚」が気になりました。半分ぐらいは持っています。

ちなみに、私自身元書店員で、さんとしょが2023年1月にオープンする前から運営者の方とお話させていただいてました。オープン直後には、トークイベントにも参加しました。その際のレポート記事もホームページに掲載しています。よろしければご覧ください。

オープニングイベントのレポート記事はこちら

屋台に関するトークイベントも開催！

この日は、「日本のまちで屋台が踊る」（屋台本出版刊）編者の今村謙人さん（カモメ・ラボ）の出版記念トークイベントが行われていました。今村さんは、自ら屋台を出すだけでなく、全国各地で屋台のワークショップをするなど活躍されています。

今村さんが屋台を始めたのは、仕事を辞めて世界一周旅行をしていた時。メキシコで焼き鳥を販売したそうです。屋台をやることで、コミュニケーションが生まれ、まちと接続する感覚が生まれたそうです。

「旅行者が、不特定多数に声をかけるのは難しいけど、屋台をやっているのなら話しかける理由がある」というのは、確かにその通りだなと感じます。

屋台で生計を立てるのは厳しいですが、コミュニケーションの手段として屋台をやってみるのは面白そうだと思いました。

会場には、実際に屋台をされている方、これからしてみたいという方もたくさん来られていました。通常このようなイベントの場合、抽象的な質問が多いのですが、この日は「道路の使用許可はどのように取るんですか」など、屋台をやる前提の質問が多かったです。今村さんの話を聞いて「うずうずしてきた」という人が何人もいました。