ビィーゴ交流会 文庫本交換会の様子をレポート!

こんにちは!! ビィーゴイベントディレクターのながはらです。

2023年2月に、5階キッチンスペースにてビィーゴ交流会を開催しました!

当日は、参加者それぞれがオススメの本を持ち寄って文庫本交換会を行いました。

企画者の私が当日の模様をレポートします。是非最後までお読みください。

文庫本交換会を企画した理由について

私は以前、書店員をしていました。当時、同業他社の方と交流会で毎回やっていたのが文庫本交流会。出席者が持ち寄った文庫本を交換するだけなんですが、自分だったら買わないだろうという本を手に入れることができるのが面白かったです。

どんな本を選んだかでその人の性格やこだわりがわかることもあって、交流会向きだと思いました。そんなことを思い出して、今回ビィーゴ交流会でもやってみることにしました。

ちなみに、1.値段が安くて買いやすい、2.定番やヒット作が多くハズレが少ないという理由で文庫に限定しています。

と、前置きはここまでにして、早速内容に入っていきます。

文庫交換会スタート!

文庫交換のルールは簡単。一人一冊お気に入りの文庫本を持ってくるだけ。小説でも、詩集でもなんでも構いません。古本でもOK。ただ、交換が前提のため、ひどく汚れているものはNGです。

それでは早速交換!だとつまらないので、持ってきた文庫本はシークレットにして、全員で本のPOPを作ることにしました。初めに、元書店員の私が作り方のコツについて簡単に説明しました。ざっくりと言えば、一瞬でその本を手に取りたいと思わせるように、短い文字数で大きく書くということです。

もちろん、POPについてはいろんな考え方があって、正解はありません。長文を小さい文字で書き殴るスタイルもありますし、ビジュアル重視のものもあります。上記は、あくまでも私の考えなので、参考程度に読み飛ばしていただければと思います。

ちなみに、私が好きなPOPの文言は井上章一さんの「京都ぎらい」という新書が出た時に京都市内の某書店が書いた「本当は好きなくせに」です。POPがツッコミになっているし、これを見たら中身も読みたくなりますよね。こういうシンプルでトンチが効いたものが好みです。

持ってきた本について、POPを作ってプレゼン

POPができたらそれに基づいて持ってきた本についてプレゼンします。ここでも、タイトルを明かさないのがルール。そこで、中身がバレないように、かつ、その本の魅力が伝わるような説明が求められます。ちょっとした遊びなんですが、これが結構難しい。

ちなみに、私が書いたPOPの文言は「史上最悪の航空機事故 原因を追う 記者たちの闘い」。これで、本のタイトル分かりますか?テレビドラマや映画にもなったのでご存じの方も多いかもしれません。

他にも、「怖いのに止められない ソンビミステリー」など、POPをみるだけで読んでみたいと思わせるような作品がいっぱいでした。みなさん、本が好きな方ばかりだったのでお上手ですね。

いよいよ、文庫本を交換。

プレゼンが終わった後は、くじ引きをしてそれぞれが持ってきた文庫本を交換しました。

持ち主が決まったところで、本のタイトルを明かします。私が持ってきたのは、横山秀夫さんの「クライマーズ・ハイ」(文春文庫)でした。1985年にあった日航機墜落事故を題材にした記者モノです。

職業モノは当事者から見たら突っ込みどころが多いケースが大半ですが、この作品に限ってはそんなことはありません。横山さんご自身が元新聞記者だけあって臨場感たっぷりです。

そして、この本と交換に手に入れたのは、ゆるふわ系の小説。小川糸さんの「あつあつを召し上がれ」(新潮文庫)でした。怖いの苦手なんで、ゾンビ小説じゃなくてホッとしました。

今回参加者の方が持ってきた文庫本は、こんな感じです。

ミステリー系が多めでしたが、内容も含め、カブりは一切なかったです。イベント終了後「読んだことないジャンルだったけど、家で夢中になって読んだ」という感想をいくつか聞きました。「自分では読まないような本との出会い」という会の目標は達成できたと思います。

※一部、文庫本じゃないものがありましたが、今回は特別にいいことにしました。

文庫交換会が終了した後は、みんなで雑談。好きな本やマンガ、映画などの話で盛り上がりました。文庫交換会を通してお互いの人となりがわかったので、初対面の人とも打ち解けやすかったです。楽しいだけでなく、いっぱい情報交換ができたので充実した会になったと思います。

以上、ビィーゴ交流会 文庫交換会のレポートでした!


今後の活動について

このイベント開催後、ビィーゴ交流会は、ビィーゴオフ会と名前を変えてバージョンアップしました!4月は、お花見(終了)、5月はBBQと写真さんぽ…といった感じで毎回何かアクティビティーをしながら、楽しく交流していきます。6月には、ビィーゴ・キッチンスペースでカレーとコーヒー、カードゲームを楽しむ会を開催します。興味がある方は、ぜひ、ご参加ください!

さらに、読書会など本に関するイベントも企画していきます。次回は、5月21日(日)。ABD読書会Vol.8 トップアスリートから学ぶ「心の整えかた」を開催します。普段本を読まない方でも気軽に参加できる、おしゃべり会です。読書会も、よりたくさんの方に楽しんでいただけるようリニューアルしていきます。今後とも、ビィーゴの本に関するイベントにご期待ください!

この記事を書いた人
まさやん
ビィーゴのイベントディレクター兼写真部長です。大阪市生まれ枚方市育ち。地元を拠点に、全国各地のローカル&ソーシャルな活動に関わるべく、いろいろ動いています。趣味は、鉄道旅・読書・スポーツ観戦(特にラグビーが好き)。