「本と珈琲〜元気の出る小説(物語)を紹介しよう!@ひらっく」の様子をレポート!
皆さんこんにちは、ビィーゴ イベントディレクターのながはらです。
2025年5月21日(水) 18:30〜20:30に枚方市車塚にあるひらっくコワーキングスペースにて、イベント「本と珈琲〜元気の出る小説(物語)を紹介しよう!」を開催しました。

本好き、コーヒー好きの方約10名が参加。後珈琲焙煎所さんのオリジナルブレンドコーヒーを飲みながら、「元気が出る小説(物語)」について楽しくおしゃべりしました。
それでは当日の様子をレポートしていきます。
参加された方もそうでない方もぜひ最後までお読み下さい。

本と珈琲ってどんなイベント?
本と珈琲のマッチングを楽しむイベントです。参加者の方にテーマに応じたオススメ本を紹介していただき、淹れたてのコーヒーを飲みながらおしゃべりします。コーヒーは、会場のすぐそばにある後珈琲焙煎所の店主、後達哉さんがこのイベントのためだけに作って下さったオリジナルブレンドです。

自己紹介
普段どんな本を読みますか?
イベントは、簡単な自己紹介からスタート。お名前(ニックネーム)、お仕事(普段している活動)、好きな本のジャンルについてお話していただきました。
今回のテーマが「元気が出る小説(物語)」だったので、小説好きの方が多いと思っていました。しかし、この日は学術系やビジネス書、詩や短歌など他のジャンルを主に読んでいるという方が多かったです。

元気が出る小説(物語)を紹介
自己紹介が終わった後は本の紹介タイム。参加者一人ひとりに、ご自身が選んだ「元気の出る小説(物語)」のタイトルとその内容、選んだ理由についてお話していただきました。

「作品に登場するダメ人間を見ていると、自分のことを肯定された気がする」、「ファンタジーなど日常とかけ離れた世界に没入することで元気になる」、「装丁が好きで、デザインを見ているだけでテンションが上がる」などなど、元気が出る理由がさまざまで興味深かったです。




私は、原田マハさんの「キネマの神様」を紹介しました。この作品は、失業してしまった娘とギャンブルにハマり多額の借金を抱えた父親が、好きな映画をきっかけに再生していく物語です。私は、この作品のように、失敗した人がどん底から這い上がる物語が好きです。自分自身も、挫折が多い人生を送っているからかもしれません(苦笑)。

ブックリストはこちら
当日紹介していただいた本のリストはこちらです。文学史に残る名作や、現代作家の小説のほか、海外のファンタジー小説などバラエティに富んだラインナップです。みなさん、本が好きな方でしたが、「読んだことがない本ばかり」だとおっしゃってました。私も、自分で紹介した「キネマの神様」と「潮騒」、「砂漠」以外は読んだことがありません。

・キネマの神様(原田マハ)
・潮騒(三島由紀夫)
・宇治拾遺物語(町田康)
・砂漠(伊坂幸太郎)
・夫婦茶碗(町田康)
・神様(川上弘美)
・おくりもの(みやざきひろかず)
・クラバート(オトフリート=プロイスラー)
・コーヒーの囚人(砂村 かいり)
・体は全部知っている(吉本ばなな)
・リライブ(小路幸也)
・人間の絆(サマセット・モーム)
著者名は敬称略。
珈琲タイム
本の紹介を聞いた後は、いよいよみなさんお待ちかねのコーヒータイム。後さんが豆を挽くところから始めて、お店で出す時のようにハンドドリップで丁寧に入れて下さいました。



みなさん、コーヒーが好きな方ばかりで、半分ぐらいの方が自宅でも本格的なコーヒーを淹れられているそうです。それだけに、みなさん熱心に後さんの動きを見つめておられました。

コーヒーが入った後は、テーブルに戻ってじっくりと味わいました。
このイベントのテーマを意識して作ったというオリジナルブレンドのコーヒーは参加者の皆さんに好評で、以下のような感想をいただきました。
・コーヒーとても美味しかったです。余韻が素敵で、後味すっきりでよかったです。
・どっしりとした存在感がありつつ、飲みやすくて美味しかったです。
・少し甘味を感じる味ながら味が残りすぎることなく、冷めてもスッキリとした味で邪魔をしない味でスッと入ってきて美味しかった。
ちなみに、このコーヒー「お店で出すことはない」そうなので、飲むことができたのはこの日の参加者のみ。まさに一期一会の味となりました。

グループに分かれてフリートーク
全員の話を聞いたあとはグループトーク。4人ずつのグループに分かれておしゃべりしました。特にお題は決めてなかったのですが、どのグループも自然と本の話に。好きな作家やお気に入りの書店、気になるイベントなど話題は尽きません。

私がいたグループでは、「本を読む場所」の話題で盛り上がりました。私が、「電車の中で読むのが好きで、どこかに行く予定がなくても、本を読むためだけに電車に乗ることがある」と話したところ、「私もよくやる!」とみなさん賛同して下さいました。
正直、あまり共感は得られないと思っていたので、意外な反応でした(笑)。
その他、「旅に出る前に本を買って道中で読むのが好き」、「旅先で書店巡りをするのが好き」という方もいました。
せっかく、旅をしているのだから素直に風景やグルメを楽しめばよいのですが・・・本のことを忘れられない、いや、むしろ、普段よりも本のことが気になってしまう、というのが本好きの性かもしれませんね。
参加者の声
参加された方からは以下のような感想をいただきました。
・本について話せる機会が普段はあまりないので、本について語り合うことができて楽しかったです。好きな本について話すことだけでなく、書店や読み方まで話すことはないので、貴重な経験でした。
・いろいろな本を知ることができて大変よかったです。
・「元気が出る本」とテーマを決めて選書するという取り組みが面白かった!
みなさんに楽しんでいただけたようで良かったです。現時点では未定ですが、ぜひ、シリーズ化したいと思っています。
以上、「本と珈琲〜元気の出る小説(物語)を紹介しよう!」のレポートでした!
今後も本のイベントを開催
ビィーゴでは5月から6月にかけて、本に関するイベントを多数開催。さながら、読書月間のような感じになっています。特に、6月7日(土)開催の「BOOK TONIC MARKET」は独立系書店や人気のカフェが集まる本好き、コーヒー好きの方大注目のイベントです。ぜひ、多くの方に参加していただければと思っています。
※ビィーゴで開催されるイベントは、駐車券割引サービス取り扱い対象外です。
