フリーランスの助産師さんってどんな仕事?第5回スナックビィーゴの様子をレポート!
毎月第3金曜日にお酒を楽しみながら、フリーランスやリモートワーク、複業などさまざまなフィールドで活躍する人のリアルな話が聞ける!
「第5回スナックビィーゴ 」が2020年2月21日(火)にコワーキングスペースビィーゴのキッチンスペースで開催されました。
毎月ビィーゴに関わる方・会員様をゲストにお招きし、人生のターニングポイントやコワーキングスペースを利用したきっかけ、今後の展望など、ビィーゴオリジナルの「私の履歴書」に沿ってお話いただくトークイベントです。
毎回、フードメニューはゲストのリクエストに合わせてご用意。週末にお酒を飲みながら、まったりとした時間が過ごせるのが「スナックビィーゴ」の醍醐味です。
今回は、チーズやピザソース、シーフードなどさまざまなトッピングをご用意し、ご参加いただいた皆様と一緒に「オリジナルピザ作り」を楽しみました。
第5回スナックビィーゴゲスト・フリーランス助産師/松尾望美さん
今回のゲストは、フリーランスの助産師として活躍する、ビィーゴ会員の松尾望美さんです。
大阪府枚方生まれ枚方在住の助産師。聖泉大学別科助産師専攻を卒業後、堺市の総合病院の産婦人科病棟で助産師として活躍。新人教育担当(プリセプター)を経て、2019年12月よりフリーランスの助産師に。現在は、子育てに悩む親子にこそもの個性や才能にあった子育てを応援する『あかちゃんともち』子育てアナリストとして活動中。
助産師とは、読んで字の通り出産の手助けをする人。
妊娠から出産までのお母さんと生まれてくる赤ちゃんの心と体の健康をサポートするのが松尾さんのお仕事です。
……とはいえ、一生に一生に数回とない出産の場面で活躍する助産師さんには、普段なかなか出会う機会がなく、実際にどんな仕事をされているのか案外知らないものですよね。
今回は、そんな気になる「助産師」のお仕事に迫ります!
それでは、当日の様子を抜粋してご紹介します。
第1部 ゲストトーク
初めまして。
枚方生まれ枚方在住の助産師・松尾望美です。
助産師は、お母さんにとって人生の一大イベントである『お産』に関わる人。
妊娠から生まれるまでのお産にまつわる一連のライフサイクルのケアをのが私の仕事です。
松尾家の長女として生まれた望美さん。
華頂短期大学社会福祉学科を卒業後、「介護福祉士」の道へ進んだものの、出産という人生の一大イベントをサポートする助産師の仕事に惹かれ、社会人経験を経て、滋賀県にある聖泉大学助産師専攻に入学を決意します。
ずっと枚方で暮らしていたので、滋賀県でのひとり暮らしは新しい発見がいっぱいでした。
学生生活を楽しみながらも、猛勉強し、無事堺市の総合病院の勤務が決まった時は本当に嬉しかったです!
助産師として新たな一歩を踏み出した松尾さんは、医療現場の厳しさを感じながらも、助産師の素質が認められ、わずか数年でプリセプターという新人教育担当に抜擢。
「人に教えることを通して、自分自身が学び成長できた」と当時を振り返ります。
そんな中、松尾さんは2019年12月長年勤めた総合病院を退職。
一見順風満帆に見える、助産師としての活躍ぶりの中、退職を決意した背景には一体どんな思いがあったのでしょうか?
総合病院で働く中で、母子保健や地域で働く助産師の活動に興味を持つようになりました。
そんな中、病院では個別ケアが中々いきとどかない現実を目の当たりにし、よりお母さんと赤ちゃんに寄り添った子育て支援がしたいと思うように……。
コツコツと準備を進め、昨年末に退職。
現在は、子育てに悩むママやパパに子供に応じた子育てを応援する個性・才能診断『あかちゃんともち』を活用した子育てアナリストとして活動しています。
第2部 質疑応答
ここからは、参加者のみなさまを交えてのフリートーク。
ゲストの松尾さんには、参加者のみなさんからの質問に答える形でお話していただきました!
Q1.産婦人科の医師と、助産師さんの仕事の違いとは?
どちらの出産に関わる職業ですが、産婦人科医は帝王切開などすべてのお産を扱える一方、助産師が扱えるのは妊婦さんとお腹の赤ちゃんの健康状態に問題がない普通分娩に限られます。
出産は病気ではありませんが、お産では予想外のことが起こります。
どんな時でも落ち着いて対応し、万が一のときには適切に医療機関へつなげることも助産師の大切な仕事ですね!
Q2.今までで印象に残っているお産のエピソードはありますか?
夜中に突然「今、車の中やねんけどもう生まれそう!」と電話がかかってきたことです。
私が到着したときには、すでに生まれた後。「車の中大惨事やわ〜〜(笑)」と笑うお母さんに、母の強さを感じました!
Q2.フリーランスの助産師さんってどういう風にお仕事されているんですか?
地域の助産院との繋がりがあり、必要に応じてお声がかかることが多いですね。緊急時でも対応できるよう、お産に必要な道具は持ち歩くようにしています。
その他の時間は、ブログの更新や子育て相談などの情報発信やイベントの準備に当てています。
Q3.今後の展望があれば教えてください。
将来の夢は、カフェ・バーを併設した産婦人科小児科クリニック、助産院を開業することです。
妊娠中、子育て中のお母さんはとってもデリケートで、外出したくてもなかなかできないという方が多いんです。
子連れでもホッと一息つけるあたたかい場所を作りたい。
10年後には、海外にも日本人向けの助産院やクリニックを設立し、海外と日本を自由に行き来していたいですね!
ー松尾さん、ありがとうございました!
第3部 フリータイム・記念撮影
今回ご参加いただいた皆様と記念撮影し、イベントは一旦お開きに。
今回も、婚活カウンセラー、セラピスト、ハンドメイドクリエイター、デザイナーなどなど個性あふれるみなさまにお越しいただきました。
そうは言っても今宵は金曜の夜。お酒を片手に、仕事の話、趣味の話、これからの話と話題は尽きず、まだまだ夜は続いていきます……!
参加者の方の中に、ニューボーンフォト(生後まもない赤ちゃんの生まれたての姿を残す記念撮影)専門のカメラマンさんがいらっしゃったこともあり、より一層トークに花が咲きました。
小さな命が誕生する瞬間に立ち会う、助産師さん。
妊娠から誕生の瞬間。松尾さんのようなエネルギッシュな助産師さんがそばにいてくれたら、とっても心強いですね!
コワーキングスペースビィーゴでは、今後もさまざまなゲストをお招きし、お酒を飲みながらみなさんと楽しいひとときを過ごせたら、と思っております。
お一人でのご参加や、お子さま連れの参加も大歓迎!(ソフトドリンクもご用意しています)ぜひお気軽にお立ち寄りください。
それでは、最後に改めて今回のゲスト松尾望美さんをご紹介して記事を締めくくりたいと思います。
フリーランス助産師・松尾望美さん
大阪府枚方生まれ枚方在住の助産師。聖泉大学別科助産師専攻を卒業後、堺市の総合病院の産婦人科病棟で助産師として活躍。新人教育担当(プリセプター)を経て、2019年12月よりフリーランスの助産師に。現在は、子育てに悩む親子にこそもの個性や才能にあった子育てを応援する『あかちゃんともち』子育てアナリストとして活動中。
松尾さん、ありがとうございました。
以上、第5回スナックビィーゴの様子でした!