奈良で「ライフシフト」がテーマのイベントに参加しました!

こんにちは!! ビィーゴイベントディレクターのながはらです。

「面白いイベントを企画するためには自分たちもお客さんとしてイベントに参加しなければ!」、ということで大阪を中心にさまざまなイベントや人が集まる場所に足を運んでいます。

今回は、奈良市にある創業支援施設BONCHIで2023年7月21日(金)に開かれたイベント「LIFE PICNIC 〜「生きる」をめぐる、ぐるぐる時間〜」に参加してきました。

早速、当日の模様をレポートしたいと思います。

BONCHIってどんなところ?

この日の会場だったBONCHI奈良市の中心部にある創業支援施設です。コワーキングスペース、レンタルスペースの他にカフェなどパブリックスペースがあります。弁護士など専門家による創業相談も受けられるそうです。近鉄奈良駅から歩いてすぐの場所で、近くには興福寺や奈良公園などの有名観光地があります。

イベント「LIFE PICNIC」とは?

イベントのホームページによると、LIFE PICNICは、「多様な価値観を知り、自分はどうありたいのか?どう生きたいのか?を考える連続企画」だそうです。

『「生きる」について考えるという壮大なテーマを掲げながらも、ピクニックのような楽しい雰囲気の中で、重さと軽さ、真剣さと楽しさ、学びと遊び、が混ざり合い、自分たちにとっての「当たり前の世界」を見直す機会にしていきたい』のだとか。

会場は、ピクニックという名前の通りアウトドアのような雰囲気で、参加者はレジャーシートに座ってサンドイッチを食べながらお話を聞きました。

ビィーゴでも、スナックビィーゴやランチオフ会などのイベントを開催していますが、飲食付きのイベントはリラックスした雰囲気でいいですね。

この日のテーマは、「ライフシフト」

このイベントは全6回シリーズで、毎回異なったテーマでトークが行われます。初回のこの日は「ライフシフト」がテーマでした。リンダ・クラットンさんの「LIFE SHIFT」(東洋経済新報社)が出て以来、多くの方が関心を持っているテーマです。

人生100年時代っていう言葉が流行ったのもこの本がきっかけですね。この日も、平日の夜にも関わらず、約40人の方が参加されていました。

ポン真鍋さんの波乱万丈な人生を聞く!

この日のゲストは、ポン眞鍋こと、眞鍋邦大(まなべくにひろ)さん。眞鍋さんは、東京六大学野球で活躍された後、新卒でリーマン・ブラザーズ証券株式会社に入社。同社の社員としてリーマンショックを経験されます。

同社を退職した後は、複数の外資系金融機関を経て、出身地である香川県高松市に近い小豆島に移住し、「四国食べる通信」を創業するなどローカルビジネスの開発を手掛けられました。

その後、奥様の実家がある関西に拠点を移し、現在は、龍谷大学経営学部で准教授を務めるとともに、ビジネスの現場で経営戦略の構築や新規事業の開発に携わっておられます。

ちなみに、ポン眞鍋さんの「ポン」はかつてポン菓子の製造・販売をされていたことから付けられたニックネーム。香川県では眞鍋姓が多いので、「眞鍋さん」ではなく、「ポンさん」って呼んで欲しいそうです。というわけで、ここからはポンさんと書かせていただきます(笑)。

この日のトークは、そんなポンさんの半生を振り返る内容。はっきりいって濃いです。

ポンさんは、先ほど紹介した以外にも、アメリカのマイナーリーグでインターンをしたり、大学院で学び直して博士号を取得したり…履歴書に書いている出来事の間にも様々なチャレンジをされています。

このように、自分の意志でキャリアを切り拓き、華麗にライフシフトをされているポンさんですが、キャリアデザインという言葉は好きでないそうです。「キャリアは歩んできた後にできる轍(わだち)のようなもので、デザインできるのものではない」からだとか。

そんなポンさんが紹介していたのが、米・スタンフォード大学のクランボルツ教授らが提唱した計画的偶発性理論キャリアのターニングポイントの8割は思わぬ出来事によって支配されるのだそうです。

もちろん、偶然に左右されるからといって座して待っているのではなく、「偶然を起こすためにチャレンジをすることが大事で、いろんなものに関わることが人生を豊かにする」と熱弁されてました。

私もこのお話にはすごく共感しました。積極的に行動することで、偶然の出会いを呼び込み、人生をより豊かなものにしていきたいですね。

カードを選んで人生についてトーク

トーク終了後は、3〜4名のグループに分かれてワークショップ。ライフシフトに関わるトークテーマが書かれたカードを一枚ずつ引いておしゃべりをします。昔あったトーク番組「ごきげんよう」のサイコロトーク(ってわかりますか?)みたいで楽しいですね。

私が引いたカードは、「増えたもの または 増やしたいもの」。私は、多拠点生活や複業に関心があるので「名刺や肩書き」と答えました。色んな場所でたくさんの肩書きを作って、何やっているのかよく分からない人になれたらいいかな、と(笑)。幸い「ライフシフト」に興味を持っている方ばかりなので、共感してもらえたようです。

その他にも「迷った時の方位磁計」「どんなステージでも大切にしたい要素」など様々なテーマがありました。いろんな人の考えに触れることができて面白かったです。

人生について語るってなると、ちょっと照れ臭い部分がありますが、カードのような小道具があると、ゲームだと割り切れるから話しやすいんですよね。ビィーゴのオフ会でもこういう仕掛けを作りたいと思いました。

生き方、働き方という真面目なテーマのイベントでしたが、堅苦しさは全くなく、ポンさんや他の参加者のみなさんの話を楽しみながら聞いているうちに、2時間が過ぎていきました。

終わった後、前向きな気持ちになれるイベントでした。今後も「仕事と遊び」、「人との関係性」などのテーマで開催されるそうなので、時間の許す限り参加したいと思っています。

以上、奈良で開かれた「LIFE PICNIC」第一回のレポートでした!

今後の予定について

今後も、関西エリアを中心にいろんなイベントに参加し、そこで学んだことを日々の企画に活かしていきたいと思います。不定期でレポート記事も書いていきますのでお楽しみに!

この記事を書いた人
まさやん
ビィーゴのイベントディレクター兼写真部長です。大阪市生まれ枚方市育ち。地元を拠点に、全国各地のローカル&ソーシャルな活動に関わるべく、いろいろ動いています。趣味は、鉄道旅・読書・スポーツ観戦(特にラグビーが好き)。