起業したママ6人に聞く!活動の原動力は?子育てと仕事の両立は?セッション&交流会「みんなのオシゴトーク」の様子をレポート!

\起業したママたちに聞く!/
専門分野や得意分野から教わる、シゴト人とのセッション&交流会をレポート!

2024年7月3日(水)・11日(木)に枚方ビオルネ5Fビィーゴのキッチンスペースにて、トークセッション&交流会「みんなのオシゴトーク」を開催しました。

今回は、”女性” ”子育て” ”仕事”のキーワードからターニングポイントを経て、今のお仕事で活躍している6組のゲストをお迎えして、これまでの経緯や取り組み、そして経験された困難までさまざまなお話を聞くことができました。

◇ おおまかな当日の流れ

1,登壇者ご紹介と団体紹介(各15分)
2,登壇者のトークセッション+質疑応答(20分)
3,グループ交流会(30分)

両日ともに10数名の方が参加されていました。

ゲストからお話をじっくり聞いて、うなづいたり共感したりと、和やかながらも積極性がある、よい雰囲気の『オシゴトーク』となりました。

7/3(水) オシゴトークイベント

▽伊吹 美里さん
(株式会社RFC 代表取締役 /まちと子どもの未来を創る音楽フェス「ロッチル」主催)

伊吹 美里さん(株式会社RFC 代表取締役 /まちと子どもの未来を創る音楽フェス「ロッチル」主催)

一児(ムスメ)の母と会社の代表と、音楽フェス主催と、やりたいコトをやりまくって笑いまくって生きている、イブキングです♪
みんなが住んでいるまちに、働いているまちに会社に、ワクワクする「コト」を創り、ワクワクが伝染する社会を創ることをMissionに、コトづくりプロデューサーとしてまちから世界を変革したいと思っています!
公式サイト:https://www.rfc-inc.co.jp/

いろんな形でだれにでも関わってもらいたい

過酷なIT企業でがむしゃらに働いた新卒時代を過ごし、結婚後は化粧品会社に勤務していたという伊吹さん。
そして子どもが生まれ、幸せなはずなのに今までの役職と責任と結果を出すためには睡眠を削る以外なく、気づけば自分自身がボロボロになっていたそう。

そんなときに、IT企業時代の元上司が『子どもの未来の幸せのために』という企業理念で会社を立ち上げたことに感銘を受け、最初は先輩の会社で社員として働くことに。そんな中、コロナ禍となり、メインの事業の経営が傾いてしまい、畳むか…という状況になりましたが、伊吹さん自身「ロッチルは続けたい」という強い思いがあって、事業を譲渡され、株式会社RFCの代表取締役になりました。

「まちと親子の”オモロイ体験”をつくる!」

いつの活動にもそのテーマはぶれません。
「街を巻き込みながら、子どもたちにもっと体験することや、夢をどうやったら追い続けられるか、そんな手助けをしてあげたいし、やりたいことがある方も、とりあえずやってみたいと思う方もいろんなカタチで関わってほしいです!」とお話しされていました。

ミラクルひかるさんとのイベント時のようす

写真を見ているだけでも「え?何?おもしろそう!」というシーンがいっぱいです!
今後もまちと子どものエンターテイメントを作り上げるアイデアも募集されているそうですよ。

▼伊吹さんの活動について、より詳しい記事はこちら!


▽おおはしともこさん(月ノヒカリ 代表)

おおはしともこさん(月ノヒカリ 代表)

2013年から11年、小麦・卵・乳を完全除去し続けている食物アレルギー、アトピーっ子の母。 外食中の誤食で娘が意識不明になったことを機に「同じ境遇のアレっ子ママを笑顔にしたい」と2018年アレルギー対応料理教室を始める。
また、2019年には月ノヒカリ(任意団体)を立ち上げ、以降、お話し会やふれあいルームなどを開催。 今年6月21日より8大アレルゲン不使用子ども食堂Aru Nai Cafe始動。 陰陽調和の重ね煮料理いんやん倶楽部師範、アレルギー大学上級修了。
Instagram:@tsukinohikariconco8

参加できない、食べられないをなくしたい

お子さんの重度の食物アレルギーが判明したことから端を発し、食物アレルギーやアトピーで悩む子どもや親御さんの居場所を作ってあげたいと、2022年にサロンをスタートさせたおおはしさん。

そして2024年6月には8大アレルゲン不使用のこども食堂「Aru Nai Cafe」を始動。

「お医者さんは”完全除去して”というけれど、どういう工夫をすればいいかは教えてくれない」

当時は、情報交換ができるような場所もほとんどなく、ネットやSNSも発達しておらず、とりあえずお米は大丈夫かな・・・と手探りで始まった完全除去食。
365日の3食、買い物にいっても食材はすべて原材料表示とにらめっこ、さらには調理法のことで思い悩む日々。

そんな中、たまには外食もしようかと、アレルギー除去を行っているお店を探し、配膳時にもしっかり確認したはずが、まさかのアナフィラキシーショックでお子さんが救急搬送される事態に。自分を責め、精神的にもかなり落ち込んだそう。

家族が元気であれば余裕がうまれる

約10年と時間はかかったけれど、自分と同じように悩む親子がたくさんいるはず。
家族が元気であれば、お母さんにも余裕ができるはずと、「月ノヒカリ」をスタート。

「塩ひとつまみでも美味しく食べられる方法だったり、みんなと一緒に参加できない、食べられない状況をなくして、同じようにアレルギーで困っている人の力になりたいと思っています。
子どもには私が死んでも楽しく生きてほしいし、そのために方法や工夫を身につけてもらいたいと思っています」


とお話しされていました。


▽畑山明日美さん(一般社団法人 L Create 代表理事)

畑山明日美さん(一般社団法人 L Create 代表理事)

元百貨店バイヤー。交野市在住の3児の母。
「女性のはたらくをもっと自由に」の思いで、子育てをしながら自分らしく得意を活かしてはたらくお母さんたちで、去年法人を設立。毎月開催している勉強会が、枚方市共催となったり、枚方信用金庫と連携して「ひらしん女性起業塾」をスタートするなど、地域企業や行政と一緒に女性活躍を推進。様々なスキルのある女性で作るフリーランスコミュニティも運営。
Instagram:@atelier_viola17

出産後に女性が仕事に復帰する難しさ

百貨店のバイヤーとしてキャリアを積んできた畑山さん。
産後から復帰した際は、出張の多いバイヤーの担当からは外され、やりたい仕事からやれる仕事である事務職に異動に。
その後も約1年間続けたけれど、やはり以前のような仕事に対するやりがいを見出だせず、子育てと仕事の両立に悩んだそう。

ママがキャリアをあきらめない!

最初は在宅でできることをと、場所を借りてポーセラーツ教室をはじめたり、個性心理学を勉強して認定カウンセラーの資格を取得し、セミナーやカウンセリングを行うようになった畑山さん。
そこから、ママさんの知り合いが増えたことで、同じく仕事と子育ての両立に悩むママが多いことを知り相談事業を立ち上げ、コミュニティを設立。

バリバリ事業をやるためにどういうことを勉強したらいいか、マーケティングや集客、SNSも本気で勉強しようというメンバーが集結しました。

「お母さんたちは短い時間で効率よく働かないとお金にならない、仕事にならない。それをどうしたらいいか。
そのためには企業さんからお仕事をいただけるようにしないと。では、どうやったら仕事をいただけるか・・・」

その仕組みを作り上げるために、様々な企業さんに出向き、お話しさせていただいたり、ときにはアドバイスもいただいたのだとか。
しかし、なかなかうまくいかないことも多かったそうです。

社会的な信用が高まる法人化にして「チームを組め」

法人化にあたり「自分の苦手なことが得意な人と”チームを組め”」とアドバイスを受け、昨年3人のチームで一般社団法人 L Create設立。
現在、ママの在宅ワークやママの起業など、フリーランスのママたちの仕事の窓口となって活動されています。

「それぞれの仕事を持ちながらチームを組むことで、いろいろなジャンルの仕事経験をもつママ達のつながりができました。
法人化してからは企業や行政からも活動に注目していただけるようになったので、どんどん幅も広がっています」

とお話ししていただきました。


◇ セッション(質疑応答)のようす

事前にいただいた質問を含めてお答えいただくセッションでは以下のような質問が出ました。

Q,30代後半からの出産で、仕事と子育ての両立ができるか不安です

伊吹さん:できるかできないか、になりますが、私は正直簡単ではなかったですし、今でもまだまだもがいてると思ってます。

畑山さん:私はこのために働くんだっていう決意が固まっていたら、自分の「軸」がちゃんとあればできるはず!

おおはしさん:あと体力ですね。私は出産を機に一気に体力が落ちたので。最初は気持ちにゆとりがなくても、子どもが大きくなれば若い時よりもできるんじゃないかなと思います。

Q,原動力はなんですか?

伊吹さん:なんだかもう、やらずにはいられない!みたいな使命のような湧き上がる気持ちだったりとか、自分がこうだったから同じことで苦しんでいる人を救いたいとか、やらずにはいられない目標がなかったら起業すべきではないと思います。
やっぱりその根っこには、辛いことやしんどいことがある。でもそれが原動力としてあったから今があるんだと思います。

おおはしさん:親が死んでも楽しく生きてほしい。暮らしやすい社会を作りたい。やはり子どものために、そこが一番の軸になっています。

畑山さん:お母さんがやりたいことをやれない、やれなくなる、なんておかしい。そんな気持ちが一番強いです。
子どもにお母さんがやりたいことやっている姿を見せないと、子どもがやりたいことをやらないよっていうのが私の1番の軸。
でも1人でできることって知れていて、やりたいと思ってもなかなか1人じゃできないことってあると思います。私はコミュニティに仲間がいたので、助けてもらえることも多かったです。

◇ フリートーク交流会のようす

セッションのあとには、ゲストが3箇所の各テーブルについて、参加者の皆さんとお話しいただきました。

これからこういう活動をしていきたいと共有されたり、自身の現状のアドバイスをもらったりと、みなさん積極的に交流されているようでした。
ここからまた新しいコミュニティやつながりが生まれるかもしれませんね!

参加者のみなさんとの集合写真のようす

7/11(木) オシゴトークイベント

続いて、7月11日(木)の2日目となった「オシゴトーク〜女性やママがつながり輝くコミュニティ」のようすをご紹介します。

▽横田めぐみさん(あそびのアトリエ ひらかたルーム)

横田めぐみさん(あそびのアトリエ ひらかたルーム)
おもちゃコーディネーター®︎/特別支援保育士/保育士

子育てを機に、子どものあそびや発達に興味を持つ。
教育玩具や大人の関わり方による発達促進の可能性にふれ、発達心理学をはじめとする赤ちゃん学など幼児教育を研究。

おもちゃ屋勤務を経て2013年幼児教室『あそびのアトリエ』を開設。今年2月イタリアレッジョエミリア教育を視察。子どもたちのより良さを求め実践を重ねている。

公式サイト:https://asobinoatelier.com/

手出しは無用?自分のペースで遊びから広がる子どもの世界

”あそびのアトリエ”は、横田さん家族が熊本に住んでいた頃に、 お子さんと通っていた教室。

お子さんが生まれたばかりの頃、早期教育や脳科学、人生は3歳までに作られるなどと盛んに言われていた時代で、横田さんも何か習い事をさせないと、子どもが落ちこぼれてしまうんじゃないかという焦りがあったと言います。

しかし、その概念を取り払ってくれたのが”教えない教室”「あそびのアトリエ」。
学習教室とも児童館とも違う、そのアトリエでは、あそびの中から判断力・記憶力・再現する力・美しいものに憧れることなど、色んな能力を身に付けていくチカラをサポートしてくれる場所なのだそう。

まず動かしてみるだけの時期から、色や形を楽しんだり、組み立ててみたり、観察して不思議に思ったりするなど、子どものペースで今何をしたいと思ってるかは自分から教えてくれるから、大人はそれを見ていたらいいんだよ。というのが「あそびのアトリエ」。

横田さんが子育てをしていたころ、子どもの発達に不安も覚えていて、早期教育や知育教材を、と焦っていましたが、「お母さんは先に決めて与えずに子どもを見てたらいいのよ」と教えてくれたことが衝撃だったのだそう。

自分の学んだことが誰かの役に立てるかもしれない

教室に通うまで、「これはそうじゃない」とか「あれはこうだ」とか、子どもの行動に否定したくなることが多かったという横田さん。
自分があそびのアトリエに行くことで、学びになったと言います。

その後、アトリエの方に誘われて勉強し、もしかしたら、自分の学んだことが、誰かのお役に立てるかもしれないと、引越し先の大阪にて「あそびのアトリエ 大阪ひらかたルーム」をオープンされました。

「例えば、 私も、子どもが困っている時によかれと思って手伝おうと手を出すと、子どもに怒られることがありました。
”いや、今それしてほしくない”と思うことをやり直したりするんですよね。これは余計なことだったな」
と、随分子どもの邪魔をしていたと、気がつくことがあったのだとか。

「今後は全ての子どもが受け入れられる、安心できる、そして全てのお母さんが安心して自分の町で子育てしていける居場所にしたいです。
そして子どもたちの発達に、おもちゃや遊びが必要であることをさらに知ってもらう活動をしたいです」とお話していただきました。


▽濱崎香菜さん・濱崎千尋さん(特定非営利活動法人みんなの子育てAll Right)

濱崎香菜さん・濱崎千尋さん(特定非営利活動法人みんなの子育てAll Right)

濱崎香菜さん(左)
三重県鈴鹿市出身。高校卒業後に留学を含めオーストラリアで約7年間滞在し、保育士やビジネスを学んだのち、現地で就業。26歳の時に帰国。枚方市には結婚を機に移住し、大手幼児教室で講師として6年間勤務。その時感じた課題や問題意識、私自身の子どもが生まれた事がきっかけで子育てや教育に悩んでいる家庭のサポートがしたいと思い、2020年にNPO法人として居場所作りの活動を開始。

濱崎千尋さん(右)
堺市出身、2015年から枚方市在住。2020年に当法人を設立し活動をスタート。現場での活動は妻がリードしており、自身はバックオフィス業務(事業計画、事業報告、補助金申請、ITシステム構築、会計)を主に担当している。NPOはパラレルキャリアとしての活動であり、本業はIT・通信系企業の株式会社インターネットイニシアティブで技術職として勤務している。

Instagram:@minkoso_allright

枚方市内で子育て支援の活動「みんなの子育てAll Right」を行っている濱崎香菜さん。
ご主人の千尋さんは会社員をしながら、パラレルキャリアとして申請や事業計画などを中心に奥様の香菜さんの活動をサポートされています。

高校卒業と同時に留学し、海外で英語力を身につけ、いろんなところを遊びに行ったりとアクティブに過ごされていたという香菜さん。
ビジネスだけでなく保育士の勉強もされ、オーストラリアでプライベートも充実した会社勤めの経験をされていたそう。

26歳で帰国した際には、海外と日本での働き方にギャップを感じたりと、悩みがありつつも大阪のアパレル会社で海外の買い付けの仕事に従事されていました。

子どもが生まれてから、どうしたらいいのかわからなくなった

結婚後、待望の子どもが生まれ、これまで仕事中心だった生活スタイルも家族中心の生活に。

「飲まない、食べない、寝られない、からスタートして。ちょうどコロナ禍だったこともあって、いろいろ制限があった時だったので、相談もできない、誰かに繋がることもなく1人で抱えていました。
私は保育士の勉強をしたり、幼児教育に関わっていたにも関わらず、 子どもにどう接していいのかわからなかった

という辛い状況だったそう。

そしてそんな孤独な経験をしたことが、今の活動の原点に。

ここに来ている時は、とにかく笑ってほしい

子育てイベントのようす

「人によっては、お家で孤独に子育てをされてしまうと、笑顔が自分の中で消えてしまって、それに気づけていないこともある。笑顔を取り戻すっていうところはすごく大事」

香菜さんの子育て支援の活動は”相談できる場所であり、笑顔を取り戻す場所”でありたいと言います。
そしてその活動に、ご主人の千尋さんはとても頼もしい伴走者。

「1人でやれることは限られている。ここからどんどんつながりを広げていける。
ここに来ている時は、もうとにかく笑ってほしい、楽しんでほしい!」

日常で楽しめる場所、笑顔になれる場所。
お母さんがいつでも気軽に来れる拠点を作っていきたいと、お話しされていました。


▽ はらいゆかさん(「生」教育アドバイザー)

はらいゆかさん(「生」教育アドバイザー)

看護師ママが伝える「生」教育、はらいゆかです!
元NICU/GCU/小児科外来/保育園看護師。
我が子が0歳、1歳の頃から性教育を学び実践する中で、性教育=生きる力を育む「生」教育だと強く感じる。
誰もが自分の存在を大切に思える社会をつくりたいという想いから、性教育講師として活動を始める。幼稚園、子育て支援センター、放課後等デイサービス、フリースクールやオンラインにて講師を務める。
Instagram:@yunsophila

誰もが自分の存在を大切に思えるように

NICU・GCU・小児外科の外来・保育園育看護師という、赤ちゃんに関わる仕事に携わってきた、はらいさん。
お子さんが生まれて、生きるチカラを育む性教育をもっと社会全体で取り組んで行きたいと性教育講師としてスタートされたそう。

看護師を目指した実習生時代にどん底まで思い悩んだ出来事があり、それに併せてメディアで報道されている性関連の事件はほんの氷山の一角で、誰にも言えなかったり、それで苦しんだり、自分を否定してしまう方のためにも性教育を通してアプローチしたいと活動されています。

カウンセラーに言われた一言「自分を大切にしていますか?」

結婚してお子さんが生まれ、これまでの看護師経験から特に戸惑うことなく、1人で率先して張り切って子育てをしてしまったのが失敗だったかな、というはらいさん。

ご主人も安心してしまって任せっきりになってしまい、赤ちゃんが大好きなはずが、「誰も助けてくれへん。私は1人で子育てやらなあかん」とノイローゼ状態に陥ってしまったそう。

そのときに受けたカウンセラーに言われた「自分を大切にしていますか」というヒントから、どうすれば自分を大切にできるか、自分が好きなこと、やりたかったことはなんだろうと少しずつ向き合えるように。

やりたかったことをやってみる

1つ1つ自分の好きなことを見つけて、やってみる、を繰り返していく中で、「性教育もそう、やりたかったことだ」と気づいて学び始めたのをきっかけに、性についてあらゆる方面や経験から子どもたちに伝えていきたい。
そして、それが自分を大切にするということにもつながった、と言います。

はらいさんのイベント時のようす

「”性教育”って、生理や二次性徴とか、そういったイメージがすごく強いかもしれません。
どうしても、スッと通り過ぎてしまう性の話。体の仕組みを学ぶだけじゃなくて、命の始まりから、自分を大切にするために知っておくことや聞いておくこと、聞いてもらうことは、生きるチカラや土台を育むことに繋がるんだよ、という意味を込めてしっかり向き合えるような機会を作っていきたいです」

と、お話ししてくださいました。


◇ セッション(質疑応答)のようす

Q.何か新しいことをする時、すごくエネルギーがいりますが、その一歩の始め方は?

濱崎香菜さん:新しいこと踏み出すのはすごく大変なんですが、やっぱりこういう学びの場所に行くとか、誰かと繋がるところからなのかなと思います。1人で始めるのは難しいですけど、 SNSやリアルのつながりってすごく強いです。

横田さん:私はブログで発信していました。そうすると、何人かの方が見つけてくださって、それいいねって、言ってくださる方が現れる。そんな感じで私はスタートしています。

はらいさん:私も初めてやる時はとにかく口に出すようにしています。
誰かに「私はこういうことやろうと思ってます」とか、「やりたい」っていうのを、まずは言ってみて、興味をもってもらえたら、 最初は無料でもなんでもいいから、とりあえずやってみる。言ってるうちにあの人と繋がったらいいと思うよ、という感じで、自然とご縁が繋がっていって、私もこうやって登壇させていただける機会が増えてきました。

Q. 仕事と両立するための家族との関係は?

濱崎香菜さん:いろんな夫婦の形があると思うんですけど、うちは本当に夫婦それぞれのタイプが全く違っているので、できること・得意なところを見るようにしたり、主人の得意な面をサポートしてもらうなど、夫婦で役割分担をしています。

濱崎千尋さん:妻は大変だと思っています。
ただ、突っ走ると本当に、自分のことより誰かのために動いちゃうところをよく見るので、あまり無理しすぎず活動してくださいっていうのを伝えながら、子育てと仕事のバランスを取ってほしいなと話をしていました。

横田さん:私のところは主人が会社員で、私のやってることには全く関与していないので、基本的には自分だけで仕事と家事と育児を行っています。
自宅の中でできる仕事となれば、ずっと私の頭の中は仕事のことになってしまって、突っ走ってしまいがちにもなります。
ただ、子どもの行事は参加する。それは守ろうと思っています。

はらいさん:私も今、 4歳と6歳の子どもがいて絶賛子育て中なので、本当に日々バタバタしています。
私も横田さんと同じように、子どもの行事には行けるようにしたり、休む時に看てあげられるように、というのがあります。
今はできるだけ子どもを優先にしながら、忙しい日も寝る前だけはちゃんと子どもとスキンシップを取るように心がけたり、思い切って母や夫にもお願いして任せるようにしています。
周りを頼れるようになっていったら、自分の好きなこともやりながら、うまく回るようになってきたなっていうのが、探り探りで数年やってみた感じです。

◇ フリートーク交流会のようす

実際にすでに起業しているという参加者の方もいらっしゃったりと、お互い興味もつながる自己紹介や交流が行われていました。
ゲストの皆さんはもちろん、参加者のみなさんもパワフル!
交流時間が30分は物足りないかったかも・・・というくらい賑やかな雰囲気でした。

参加者のみなさんとの記念撮影のようす

◇ 「集まる・つながる・広がる 枚方の福祉コミュニティの活動拠点」ひらプラより

今回のオシゴトーク企画は、枚方市社会福祉協議会が運営する新しい福祉コミュニティ・コワーキングスペース「ひらプラ」さんとのコラボ企画第2弾。
イベントの最後には、子育てや福祉の分野で起業を考えている方のサポートやきっかけづくりに、と『ひらかた福祉プラットフォーム「ひらぷら」』と『ひらプラ next smile』のご説明がありました。

今回は、枚方市社会福祉協議会が運営する新しい福祉コミュニティ・コワーキングスペース「ひらプラ」さんとのコラボ企画第2弾としてお届けします。

ひらプラ(ひらかた社協ふくしプラットフォーム)は、〈ルファルひらかた社協〉の5階にある、テーマ型福祉活動団体等の拠点確保を支援するための事業。シェアオフィスやコワーキングスペース、ミーティングルーム(レンタルスペース)などの機能があります。月額料金制での利用となっておりますので、ご興味のある方は一度お問い合わせください!

コワーキングスペースビィーゴ枚方本店公式サイト より

〈ルファルひらかた社協〉の4階には新しく子育てや教育で使える新しい場所「ひらプラ next smile」もオープンしました。

詳しくは公式サイトをご覧ください。

参加者アンケートのご紹介

今回参加いただいた方から、アンケートや感想をいただきましたのでご紹介します。

【ご意見ご感想、印象に残った言葉など】
・三者三様のお話が聞けてよかったです。
・楽しいみなさんだったので、今後もきっと楽しくできそう、となんだか希望持てました
・皆さんの歩んでこられた人生や起業にいたった経緯が大変興味深かったです
・登壇者の経歴をグラフで視覚化していたので、その方の人生を想像することができてわかりやすかったです。
・子育てしながら積極的に活動されているお話が、大変ためになりました。
・ママの育児と仕事の両立も難しいですが、ママ自身の履歴書が面白かったです。
・皆さんのいろんなお話を聞くことができ、自分ももっとがんばっていこうと思いました
・みなさんそれぞれ人生を歩まれる中で、いろんな気付きや原動力があることを知れてよかったです。
・様々な女性の生き方を知れた。
・同じテーマでいろんな分野の方のお話が聞けたことがよかった。とても勉強になりました。
・パワフルな女性達のお話をお伺いできて、エネルギーを頂きました!
・新しい知識が得られた。
・子どもの時に感じたことが、今の原動力につながっている。
・実際に登壇者の方を囲んでお話できる場があってよかったです。
・今後も仕事を続けていくうえで、自分のブレない軸をしっかりと考えていこうと思いました。
・みなさんそれぞれ子育てを経験する中で、団体をたちあげようと思われたことが知れてよかったです。
・子育てと仕事の両立、みなさんそれぞれ工夫されててよかった。
・子育て・家事・仕事で悩まれる女性がたくさんいらっしゃることを知り、自分も今後同じようになるのだと思いました。

トークセッション後の交流会も毎回盛り上がっていて、皆さんが仕事や働き方についてをじっくり考える良い機会になっていて嬉しく思いました!

イベント感想

「ママ」「子育て」「仕事」をキーワードにしたトークイベント。
参加されている方みなさんが、何かしらの目標を持っている方や、目標を持ちたいと考えていらっしゃる方が多く、お話に対しても前向きな方が多かった印象です。

あんなことやってみたいな、こんなことはどうだろう。そんな想いに更けながら、いやいややっぱり今は無理かな・・・と尻込みしてしまう方も多いもの。

女性ならではの感性を活かして起業した先輩ママたちやその家族のお話は、そんな方の背中を押してくれ、勇気づけられるものだったと思います。
そしてどう考えれば好きな仕事を叶えられるのかというヒントもたくさん詰まっていました。

さらには、自分が笑顔でいることや、自分が元気でいることが実は一番の幸せの連鎖につながるんだという励みにも。

交流会が終わっても、時間が許す限り登壇者の方が残ってくださったり、参加者の方とお話をしている姿に、ここから生まれた新しいつながりに嬉しくもなりました。
今後、このつながりから生まれる何かを楽しみにしています!

以上、「みんなのオシゴトーク」のレポートでした!


次回予告

2024年9月5日(木) 19:00-21:00、枚方ビオルネ5Fビィーゴのキッチンスペースにて、
「ビィーゴオフ会!アナログゲームを楽しもう!」を開催します!


自分の気持ちや考えを言葉にすることが苦手な方でも、
リラックスして話しやすい雰囲気になっていますので、気軽にご参加いただけます。

アナログゲームで遊びたいという方、枚方で友達を作りたいという方、誰かとしゃべりたいという方は、ぜひご参加ください!!

9月はビィーゴ5周年!

おかげさまで9月でビィーゴは5周年を迎えます。そこで特別月間として、オフ会以外にも様々な面白いイベントをご用意しますのでぜひこちらもチェックしてみてください!

↓↓↓


皆さまのご参加をお待ちしております!


※ビィーゴで開催されるイベントは、駐車券割引サービス取り扱い対象外です。

この記事を書いた人
ビィーゴ
みんな大好きビィーゴちゃんです。ビィーゴのホットな話題をお伝えします。