奈良で「人との関係性」がテーマのイベントに参加しました!
こんにちは!! ビィーゴイベントディレクターのながはらです。
「面白いイベントを企画するためには自分たちもお客さんとしてイベントに参加しなければ!」、ということで大阪を中心にさまざまなイベントや人が集まる場所に足を運んでいます。
今回は、奈良市にある創業支援施設BONCHIで2023年12月1日(金)に開かれたイベント「LIFE PICNIC 〜「生きる」をめぐる、ぐるぐる時間〜Vol.3 人との関係性」に参加してきました。
早速、当日の模様をレポートしたいと思います。
BONCHIってどんなところ?
会場のBONCHIは奈良市の中心部にある創業支援施設です。コワーキングスペース、レンタルスペースの他にカフェなどパブリックスペースがあります。弁護士など専門家による創業相談も受けられるそうです。
近鉄奈良駅から歩いてすぐの場所で、近くには興福寺や奈良公園などの有名観光地があります。この日は、ちょうど紅葉が見頃を迎えていたので、少し早めに行って写真撮影を楽しみました。
イベント「LIFE PICNIC」とは?
イベントのホームページによると、LIFE PICNICは、「多様な価値観を知り、自分はどうありたいのか?どう生きたいのか?を考える連続企画」だそうです。
『「生きる」について考えるという壮大なテーマを掲げながらも、ピクニックのような楽しい雰囲気の中で、重さと軽さ、真剣さと楽しさ、学びと遊び、が混ざり合い、自分たちにとっての「当たり前の世界」を見直す機会にしていきたい』のだとか。
会場は、ピクニックという名前の通りアウトドアのような雰囲気。参加者はサンドイッチを食べながらお話を聞きました。
ビィーゴでも、スナックビィーゴやランチオフ会などのイベントを開催していますが、飲食付きのイベントはリラックスした雰囲気でいいですね。
ちなみに、私は第一回から毎回参加しています。講座の内容、コンセプトともに素晴らしかったので、できる限り参加させていただくことにしました。
過去のレポート記事もホームページに掲載しています。興味のある方は本稿と併せてお読みください。
この日のテーマは、「人との関係性」
このイベントは全6回シリーズで、毎回異なったテーマで行われます。今回は「人との関係性」がテーマでした。
トークとワークショップの2部構成で、トーク部分はエッセイ作家・MCのしまだあやさん(写真左)がナビゲーターを務められています。イベントではMCに徹しておられますが、しまださんもめちゃくちゃ面白い方です。いつか、しまださんご自身のトークも聞いてみたいと思います。
ゲストは組織開発専門家の勅使川原真衣さん
この日のゲストは、組織開発専門家の勅使川原真衣(てしがわらまい)さん(写真右)。プロフィールによると、勅使川原さんは、性格行動特性を活用した組織開発を専門に、顧客企業の成長を応援する仕事をされています。東証一部上場企業から創業3年未満従業員数10名以下のスタートアップに至るまで、製造業から出版、保険、医療法人など幅広い顧客を持っておられます。
私は、このプロフィールを見て、めちゃめちゃカタい方かなって想像していました。でも、実際お話を聞いてみると全くそんなことは無かったです(笑)。
勅使川原さんは、2022年12月に『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)を出版されました。この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひこちらの本を手に取ってみてください。
勅使川原さんのヤバい人間関係とは?
トークは、しまださんが勅使川原さんの著書を読み込んだ上で、聞きたいことについて深く突っ込んでいくスタイルです。
この日は、「人との関係性」に関する6つの問いを中心にトークが進んでいきました。下の写真のように質問が前もって示されていると、話の展開を見失わずに済むので分かりやすいですね。ビィーゴのトークイベントでも、採用したいと思いました。
話を戻します。私が特に印象に残ったのは、『この「関係性」がヤバかった!』のところです。
※ここでのヤバかったというのは本来(悪い方)の意味で使ってます。
勅使川原さんが挙げたのは、新卒で入った会社の上司との関係。その方は、「ショートスリーパーで、稼働時間(どれだけの時間働いたか)で人を評価するタイプ」だったため、そのため朝起きたらメッセージアプリを起動するなど臨戦態勢にならなければならなかったそうです。
「その時は、食べる暇もなく働いていて、コーヒーが主食だった(笑)。だから、今もコーヒーを飲むとその時のことを思い出す」と振り返ります。
このように、自分と合わない人との関係が問題になったときに大事なのは、「合う合わないは相性だから、能力の問題だと考えない」ことだそうです。
私も全く合わない人のもとで働いたことがあって、その時は、何の成果も上げられなかったです(涙)。今でも、その時のことはちょっとしたトラウマになっています。勅使川原さんの話を聞いて少し救われた気がしました。
ワークシート〜人間関係からありたい環境を考える
トークの後は振り返りの時間。ワークシートを記入しながら、この日のテーマについて自分ごととして考えてみます。
具体的には、まず、この人といると、調子がいいな、嬉しいな、楽しいなと思った相手を思い浮かべます。そして、どんなことができたか、どんな言葉があったか、他に大事な要素(風景や音など)を書いていきます。
この作業を行うことによって、自分がこうありたいという環境が見えてきます。
ちなみに私は、新卒で入った会社の同期や大学時代の友人のことを思い浮かべました。自分が面白いい!と思ったことに共感し、一緒に行動してくれる人がいるおかげで新しいことにチャレンジできるのだと思います。
今でも付き合いがありますが、たまに会っても思い出話ではなく、今ハマっていることやこれからやりたいことについて話せる関係です。夢や、やりたいことを共有できて刺激し合える関係が自分にとって心地いいのだと思います。
カードを選んで仕事と人生についてトーク
ワークシートを書いた後は、トークテーマが書かれたカードを一枚ずつ引いておしゃべりをしました。これは、前回や前々回と同様ですが、カードの内容はこの日のトーク内容に応じたものに変わっています。
私のグループで一番盛り上がったテーマは、『この「関係性」が最高だった!』でした。気兼ねなく話せるという理由で学生時代の友人との関係性を挙げる方が多かったです。たしかに、社会人になってから学生時代のようにフラットな人間関係を築くのは難しいかも知れません。
中には「パパ友」との関係を挙げる方も。気になるので、どんなところが最高なのか聞いてみました。「その方がいつも笑顔だからこちらも幸せな気持ちになれる」というのが答えでした。確かに、いつも笑顔の人が周りにいると気持ちよく仕事ができますね。
そこから、「実際にどうかは別にして、常にご機嫌でいることは社会人のマナーだよね」、「いつも忙しそうに見える人は近寄り難いのでなんとかして欲しい。忙しいといえば、みんな忙しいんだから」といった感じで話が展開し、それぞれにとって心地がいい関係の話で盛り上がりました。
まとめ:心地いい関係を求めて
人間関係がテーマだったこともあり、いつも以上に考えさせられることが多いイベントでした。仕事の悩みのほとんどが人間関係についてだったりしますからね。
私自身も、これまでを振り返ってみると、人間関係に恵まれている時の方が仕事面でもいいパフォーマンスが発揮できていた気がします。逆に、人間関係がうまくいかない時は、ストレスも多く、ろくな仕事ができないことが多かったです。
勅使川原さんからは、イベント終了後「自分にとって心地よい関係を築ける相手は必ずいるから。それを求めていく方がいいですよ」とアドバイスいただきました。
人生は短いので、自分にとって心地の良い人間関係を求めて、そうでない人とは距離を置いていこうと思いました。
以上、奈良で開かれた「LIFE PICNIC 〜「生きる」をめぐる、ぐるぐる時間〜Vol.3 人との関係性」のレポートでした!
このシリーズは、今後も続く予定だそうです。次回は2024年2月3日(土)開催だそう。勉強家の兼松佳宏さんがゲストで、テーマが「思春期の伏線」。思春期の伏線。めっちゃ気になるテーマですね。興味がある方はBONCHIのホームページをご覧ください。次回の会場はBONCHIでないのでご注意を。
最後に、BONCHIの方がビィーゴに来て下さいました。
BONCHIの運営メンバーで、このイベントの企画者でもある中島章さん(写真右)と金栄吉さん(写真左)がビィーゴに来て下さいました。コワーキングスペースでのイベント企画や運営について参考になるお話を聞くことができました。中島さん、金さんありがとうございました!!
今後の予定について
今後も、関西エリアを中心にいろんなイベントに参加し、そこで学んだことを日々の企画に活かしていきたいと思います。不定期でレポート記事も掲載しますのでお楽しみに!