働き方トークセッション「みんなのオシゴトーク@枚方市立市駅前図書館。〜仕事もプライベートも楽しむ、アクティブ会社員のススメ!」の様子をレポート!
皆さんこんにちは、ビィーゴイベントディレクターのながはらです!
いつもご利用ありがとうございます!
今回は、2024年9月23日(月・祝)に枚方市立生涯学習交流センター・市駅前図書館で働き方トークセッション『みんなのオシゴトーク仕事もプライベートも楽しむ、アクティブ会社員のススメ!』を開催しました。このイベントの企画と当日のMC(進行役)を担当した私が当日の様子をレポートします!
参加された方も、そうでない方もぜひ最後までお読みください!
みんなのオシゴトークとは?
「みんなのオシゴトーク」は、2022年4月からスタートした企画です。毎回テーマを決めてゲストの方に働き方やライフスタイルについてお話していただいています。これまで、教育、福祉、女性やママの働き方などのテーマで開催してきました。
これまでの様子は、イベントのまとめ記事などで紹介しています。興味がある方は、ぜひご覧ください。
枚方市立生涯学習交流センター・市駅前図書館とのコラボ企画
今回は、2024年9月17日に「ステーションヒル枚方」5階にオープンした施設枚方市立生涯学習交流センター・市駅前図書館とのコラボレーション企画。同施設のオープニングイベントの一つとして開催させていただきました。ちなみに、同施設がオープンした9月17日はビィーゴの誕生日でもあります。不思議なご縁を感じます。
こちらの施設。ゆったりとした空間の中で本を読むことができます。枚方市駅直結というロケーションもいいですね。外には、枚方市駅前の景色を眺めながら休憩できる広場もあります。ビィーゴ利用者の方もぜひ足を運んでみてください。
テーマは、「仕事もプライベートも楽しむ、アクティブ会社員のススメ!」
この日のテーマは、「仕事もプライベートも楽しむ、アクティブ会社員のススメ」。こちらの施設が枚方市駅に直結する便利な立地にあることから「通勤で枚方市駅を利用している会社員の方に施設のことを知ってもらい、活用してほしい!」と思い、このテーマに決めました。
この日は、館長の福田準さん(下の写真左)から施設のコンセプトや活用法についてお話していただきました。同施設は、生涯学習交流センター・市駅前図書館が一体となった施設で、サークル活動などいろんな形の活動が可能だそうです。福田さんは、「21時までやっているので、仕事帰りに立ち寄ってほしい」とおっしゃってました。
ゲストは鉄道マンのお二人
今回のゲストは、永田賢司(ながたけんじ)さん(下の写真右)と福山和紀(ふくやまかずのり)さん(下の写真左)。お二人とも平日は別の鉄道会社でフルタイムの会社員として働きながら、休日は、地域での活動、勉強会への参加するなどプライベートもアクティブに過ごされています。
実は、お二人とは、私永原が枚方T-SITEでコンシェルジュをしていたとき以来のお付き合いです。私が企画したイベントに参加して下さったこともありますし、勉強のため参加していたイベントで偶然会うこともありました。公私共に面白い活動をされているので、いつかお二人のトークイベントを企画したい!とずっと思っていました。
少し長めの自己紹介〜普段のお仕事は?
オープニングトークとチェックイン(参加者同士自己紹介)の後はいよいよトークスタート。まず初めに、少し長めの自己紹介ということで、これまで関わってきたプロジェクトなどお仕事の話をしていただきました。お二人には鉄道会社でまちづくりに関わる仕事をされているという共通点があります。
永田さんの場合
永田さんは、兵庫県加西市生まれで現在は枚方市在住。枚方には結婚を機に約10年前に来られたそうです。新卒で現在勤められている鉄道会社に入社され16年目。駅ナカビジネスや広報・販促などの業務を経験した後、高架下を使ったまちづくりプロジェクトを担当。このプロジェクトには8年間関わり、「関西まちづくり賞」を受賞するなど「代表的な仕事になった」そうです。
プライベートでは、2020年に枚方モルックの会を立ち上げ、月1回のペースで体験会を開くなどされています。
福山さんの場合
福山さんは、枚方市出身で現在は兵庫県西宮市にお住まいです。大学で土木工学を学び、1993年に永田さんとは別の鉄道会社に入社。主に、新駅の建設、既存駅の改良などに関わる計画や工事の仕事をされてきました。
その他に、自転車をそのまま持ち込めるサイクルトレインの立ち上げにも関わっておられます。某有名駅舎の建設に関わり、駅について詳しいことから、NHKの人気番組「ブラタモリ」でタモリさんの案内人を務めたことも!
プライベートでは、島根県や富山県などの地域と交流する勉強会に参加したり、まちづくりに関する勉強会を立ち上げたりされています。
クロストーク
自己紹介の後はゲストお二人とのクロストーク!ここでは、あらかじめ用意していた質問の中からお二人がプライベートでされている活動や仕事とプライベートの関係を中心にお話を聞きました。
プライベートの活動について
永田さんの場合
永田さんは2020年に枚方モルックの会を立ち上げ、現在は代表として活動されています。永田さんがモルックを知ったのは、高架下のまちづくりの仕事をしていたころ。人と人とを繋ぐコミュニティーづくりにはスポーツが最適だと考えていたところ、「高架下でできそうなスポーツで、老若男女が楽しめる」モルックに出会ったそうです。
月1回の体験会には毎回約30人が参加、のべ1,000人以上が参加する会に発展しています。
枚方市の意賀美神社(おかみじんじゃ)一帯で開かれたイベント「食と暮らしのマーケット」でもモルック体験のブースを出されていました。
そのほか、兵庫県尼崎市で自転車の前かごにパーツをつけて、そこに商品を並べて売る「前かごマルシェ」という活動をされています。
ちなみに、永田さんはビィーゴのアンバサダー第一号としても活動してくださってます。ホームページに全2回のインタビュー記事を掲載しているので、ぜひご覧ください。
福山さんの場合
福山さんは、仕事で和歌山に赴任された時に「関係人口」という言葉に出会い、その分野の先駆者的存在である島根県(当時。現在はふるさと島根定住財団)や雑誌「ソトコト」などが運営するソーシャル人材養成講座「しまコトアカデミー」(通称しまコト)を受講されます。
しまコトでは、島根県で活躍されるキーパーソンの方々と交流しながら、受講生が自分なりの方法で島根とつながるためのプラン(しまコトマイプロジェクト)を考えていきます。受講生の移住・定住を最終的なゴールとしないのが大きな特徴です。
下の写真は、その時に知り合った仲間と後日同県浜田市を訪ねた時に撮ったものだそうです。青春っぽくていいですね。
ちなみに、私も「しまコトアカデミー」の修了生(私が関西講座1期生、福山さんが5期生)で、修了後も定期的に島根県を訪れて現地の方と交流したり、修了生や現役生と情報交換したりしています。
※「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。詳しくは、総務省のHPなどをご覧ください。
そのほか、プライベートの時間を使って鉄道の活性化や街づくりに関する勉強会に参加することも多いそうです。下の写真は、和歌山大学の学生が行っているきのくに線活性化プロジェクト(通称きの活)に参加した時のもの。なんと、学生たちが臨時列車を走らせたのだとか。
福山さんは、イベントや勉強会に参加するだけでなく、参加者の方とのコミュニケーションを重視されています。「イベントが終わった後の飲み会が重要。でも、やり過ぎると肝臓がもたないのでほどほどにしようかな、と(笑)」。
プライベートの活動を始めてよかったこと
プライベートの活動を始めて良かったこととしてお二人が共通して挙げられていたのが、多彩な人との出会いでした。年齢や職業もバラバラな人たちとの出会いが仕事にもいい刺激を与えているそうです。
「プライベートで知り合った方から仕事のアイデアをもらうなど他の人とは違う動きができている」と永田さん。現在取り組んでおられる梅田のローカルメディアづくりの仕事も、プライベートで得た問題意識を数年かけて具現化させたものだそうです。
福山さんも、「プライベートで知り合った人とガッツリ仕事をすることもある。その場合、あらかじめ人となりが分かった状態で仕事が始まるので大きなアドバンテージがある」とおっしゃっていました。
もっとも、「個人で自由に動きたくてもできないという」大企業ならではの事情もあります。福山さんは、「鉄道会社なので、一緒にやりませんかって話をたくさんいただくのだけど実現できないことがほとんど。その辺りは、初期の段階で取捨選択しないと」とおっしゃいます。「逆に、大きな組織だからできることもあるので、そこはなんとも言えないですね」と永田さん。
会社との関係について、永田さんは「僕は会社では誰よりもサラリーマンですよ!上司の顔色をうかがったり、時にはゴマをすったり・・・無茶なことを通そうとはしないです」。福山さんは、「自分はドーンと大きいことができるタイプではないと思っています。だから、小さいことを積み上げていって、それが周りから評価されるレベルになったら報告する」そうです。
お二人の今後について
参加者からは、お二人の老後についての質問も出ました。お二人とも老後というにはまだまだ早いので、将来やってみたいことをお聞きしてトークを締めくくりました。
永田さんは、今の仕事以外に枚方で人が集まる場づくりをしてみたいそうです。そのために、法人の立ち上げについて勉強を始めておられるとか。「今の会社の規定では、(他の会社などに)雇われてはいけないとは書いてあるだけだから、自分で起業するのはOKかな、と。 10年かかるかもしれないけれどやってみたい。」
福山さんは、現在本業で取り組んでいる無人駅の駅舎を活用して地域を盛り上げていく活動に今後も関わっていきたいそう。「空き家活用の駅舎版といった感じです。私は、この活動に将来性を感じています。仕事を辞めたら今の関係が切れてしまうかもしれないけれど、全部なくなるわけではない。個人としてもやれることがあるはず」と力を込めます。
お二人が今後される活動がとても気になりますし、機会があればぜひご一緒させていただきたいと思います。
振り返りタイム!
トークが終わった後は、5人程度のグループに分かれて振り返りタイム。ゲストの方にも中に入っていただきました。私がいたテーブルでは、「プライベートの活動を始めるのにも最初の一歩が踏み出せない」という話題が出ていました。
これに対して、永田さんは「最初はアウェイかもしれないけど、何度か足を運んでいるうちに顔馴染みができてくるので大丈夫!」福山さん「まずは、気になるイベントに参加してみては」とアドバイスしていました。
参加者の声
当日のアンケートより、参加者の感想を一部ご紹介します。みなさまにとってもいい刺激になったようで、ホッとしています。
・2人の生き方に刺激をもらいました。
・お二人とも仕事もプライベートも前向きに積極的に活動されていてポジティブなパワーがもらえた。
・プライベートと仕事の関係について良い話を聞けた。
・仕事って楽しいなと思えました。
・それぞれの仕事やプライベートのバランス、過ごし方、そして何より、出会うことの大切さを多々感じた。
以上、働き方トークセッション『みんなのオシゴトーク仕事もプライベートも楽しむ、アクティブ会社員のススメ!』のレポートでした!
プライベートの時間を使って登壇していただいた永田さん、福山さん。館長の福田さんをはじめ枚方市立生涯学習交流センター・市駅前図書館の皆さん。そして、参加してくださった皆さん、ありがとうございました!!
今後も様々なイベントを開催予定!!
交流を広げたい、視野を広げたい、もしくは新しい活動をしてみたい…。ビィーゴでは、皆さんが新たな一歩を踏み出すきっかけとなるイベントを今後も開催していきたいと思っています。詳しくは、ホームページのイベント一覧をご覧ください。